Chair for hiking 【前編】

Chair for hiking 【前編】

秋の行楽シーズン、このBlogを読んでいただいてる皆さまもキャンプをはじめ、様々なアウトドアレジャーを楽しんでいると思うのですが、その中で紅葉狩りに登山に行かれた方も多いのではないでしょうか。
そんな皆さま登山やハイキングにチェアを持って行かれますか?チェアは決して必需品ではないし、UL(ウルトラライト)ハイカーのスタイルがトレンドの近年では少しでも荷物を軽くしたい!と思うと難しいですよね、、。

いやいや、諦めないで!チェアがあると山で過ごす時間が格段に快適なんです!!

ヘリノックスの代名詞『チェアワン』が生まれたのもハイキングとチェアが深く関係しています。

DAC会長でヘリノックスの創設、チェアワンを開発したLah,Jeh Kun(ラ・ジェゴン)氏がアメリカのユタ州にあるモアブ砂漠での体験がきっかけです。

キャンプサイトに向かうのに何時間もハイキングする必要がある中、一緒にいた友人が今のように軽くはない、重い折りたたみ式のチェアを担いでいました。
アメリカでウルトラライトハイキングのムーブメントが起こった1990〜2000年代。当時のトレンドは荷物を軽量化することなのに、「なぜわざわざチェアを持っていくのか。重いだけじゃないか」とラ・ジェゴン氏は友人に尋ねたそうです。
すると友人は「今にわかるから」と一言。キャンプサイトに着くと、そのチェアを広げ、ワインを開けました。

深く腰掛け、ゆったりともたれかかる。雄大な自然の中で過ごすひとときが衝撃的で、地べたに座るのとはまるで違う。チェア一つあるだけで、ここまで快適なのかと。

まさにこの体験をもっと多くの人に味わってほしいと思ったのが『チェアワン』を作るきっかけになったそうです。

続きの開発秘話やものづくりにかける思いなど、もっと詳しいインタビュー記事がCAMP HACKさんで読めます。興味深いので是非読んでみてください。

そんな『チェアワン』の発売が2012年。それから5年後の2017年により軽量・コンパクト性を追求した『チェアゼロ』が誕生します。
収納時サイズがφ10cm×高さ35cmで重量はスタッフサック込みで530gと500mlボトル1個分程度なので自分の山行スタイルだと負担には感じない。

装備品や日程次第だが30〜40Lのバックパックならうまく収まるだろうし、自分はサッと出して使えるようにバックパックのトップのコンプレッションストラップに固定して持ち歩いてました。

それと今回使ったトレッキングポールはHelinox『TL-130

DACのアルミポールは軽量ながら柔軟性と強度があり高い耐久性を誇る逸品。ヘリノックスの1番最初の製品はトレッキングポールなんです。
他にもいくつかモデル違いがあるので自分に合った長さや使うシチュエーションでお選びください。>ラインナップはこちら

少し話が逸れましたが、現在は『チェアゼロ』の他に『チェアゼロ L』と『チェアゼロ ハイバック』が加わり、軽量・コンパクトなモデルの選択肢も増えました。Chair Zeroシリーズ

『Chair Zero』収納時サイズ / 重量:φ10cm×高さ35cm / 530g

『Chair Zero L』収納時サイズ / 重量:φ11.5cm×高さ35cm / 673g

『Chair Zero High-Back』収納時サイズ / 重量:φ13.5cm×高さ41cm / 672g


パッキングの参考に収納時のスペックを比較してみました。これだけ見るとやはり最軽量の『チェアゼロ』が魅力的なんですが、座面の高さや大きさが違うので座り心地も当然変わり、好みも人それぞれ。

ネットで下調べして『チェアゼロ』を買いに来店されたお客様が座り比べたら、「あれっ?ちょっと待てよ。こっちもいいな」と悩んでしまうこともよくあるんです。

そんな悩んでたり、近くに座り比べられるお店がないという方にオススメのモデルを後編でご紹介したいと思います。
それまで皆さんも商品ページで比較して自分ならどれにするか考えてみてください。ギアについて「あれがいい」「でもここがなぁ」とか色々考えてる時間は楽しい時間です。(ですよね?)

後編に続く

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